お酒でつながる神戸と東北

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お酒でつながる神戸と東北

日時 : 2013年1月26日(土)・27日(日)


兵庫は灘五郷をはじめとして日本酒の名産地として知られています。阪神・淡路大震災では、多くの蔵元が被害にあいました。東日本大震災も同様に酒造りに大きなダメージをもたらしましたが、お酒をつくること、そしてお酒を飲み交わすことを通じて場の力を取り戻し、前に進もうという動きがでてきています。1/26・27日は兵庫、東北選りすぐりのお酒の試飲販売、1/27にはアナウンサーで酒サムライとしてTVや雑誌で活躍中のあおい有紀さん、神戸新長田で酒店を営む松岡弘樹さん、剣菱酒造 白樫専務をお招きして、震災にまつわる酒造りのお話から、美味しいお酒の飲み方を伺います。

あおい有紀トークセッション:1/27(日)13:00-14:00 (ゲストスピーカー:松岡弘樹氏(松岡商店) 白樫氏(剣菱酒造株式会社))

あおい有紀
兵庫県神戸市出身
大学卒業後、航空会社に勤務し、関空にて国際線を担当。その後、アナウンサーに転身。Jリーグ、競馬などのスポーツ番組、報道対談番組アシスタントなどを経て、現在は、フジテレビ「とくダネ」内で、生CMのパーソナリティーを担当。他にも、食やお酒の分野に関心があり、一級フードアナリスト、きき酒師、焼酎きき酒師、日本箸教育講師などの資格を持つ。
日本フードアナリスト協会主催、「2010年度食のなでしこコンテスト」準グランプリ獲得。
日本酒造青年協議会「酒サムライ」叙任。
メディアを通じ、日本酒の魅力、楽しみ方を発信するだけでなく、
和文化&日本酒を嗜むイベント「SAKE日和♪」の定期主催、酒蔵ツアーなど、数多くの主催イベント企画や、
講演、トークショー、審査員、飲食店プロデュースなど幅広く活動中。

松岡弘樹(松岡商店)
1974年神戸市出身。岡山商科大学在籍時に阪神大震災が発生。当時は家業を継ぐつもりは全くなく、ただ地酒が好きで日本酒を飲んでるだけだったものの、燗酒を推奨する埼玉県の神亀酒造に感銘を受け、2000年に酒類専門店に業態変更を行い、家業に戻る。その後ワイン愛好家の友人などの影響で、ワインの勉強をするにつれ、ワインのタイプによる様々な温度帯のサービスを目の当たりにし、冷酒一辺倒の日本酒業界に違和感を覚え、料理に合わせて幅広い温度で楽しめる日本酒の良さを再認識し、日本酒の伝統的な飲み方である食中酒としての燗酒の普及と、地位向上に努め、飲食店へのアドバイスなども行う。

松岡商店
1935年神戸市長田区で創業。時代の変化を受け、1950年頃に当時の西神戸の繁華街、六軒道近くに移転。その後は町の酒屋として経営したが、阪神大震災に遭い、当時TVでもよく映っていた、辺り一面焼け野原の中にある、曲がったア―ケードの中で営業を続けていたが、市の区画整理の元、2002年、現在地に移転。これをきっかけに酒類を中心としたセレクトショップに業態を変更し、現在に至る。
http://blog.bodega.jp/

剣菱酒造
灘五郷の一つ、御影郷に本拠を構える老舗蔵元。「ケンビシ」の愛称で親しまれる。日本で最初に商品名が冠された酒でもある。晩秋頃から仕込みを始め、春先から秋まで寝かせる「寒造り」と呼ばれる伝統的な製法を今もなお守り続け、吉野杉で造られた甑と相俟って濃厚な味わいときれのある口当たりに特徴がある。阪神・淡路大震災により付近の酒蔵同様、剣菱の酒蔵も建物が倒壊するなど甚大な被害を受けた。

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